Thursday, 31 October 2013

2013 summer vacation その6 最後のディナー

この旅最後の晩ご飯は、やっぱりTizianaの手料理。必ず違う味のパスタを用意してくれました。料理に合わせて、Micheleが選んでくれたvino biancoも絶品(少しスパークリング)。


今夜はシーフードのパスタ。
このところの多食でヘビーだったので、軽めと言うことで....

生ハム&メロン。プロシュートの塩分とメロンの甘さ、絶妙です。お腹一杯のハズが....

食後には、地元のおいしいチョコと自家製レモンチェロ。Tizianaのご両親はトスカーナで農家なので、栽培したレモンで作ったものです。

既に帰宅のパッキングも終わっていたので、夜中までワイワイと他愛も無い話で盛り上がりました。楽しかった夏休みもコレで終了。明日は日本に向けて帰らねば.....

2013 summer vacation その6

いよいよ、今年のバケーションも残すところ1日。この日は月曜日、普通に皆さんお仕事なので、契約更新中のIlariaと少し前まで神戸大学に留学していたDavideがVenaria Reale見学に連れて行ってくれることになり....

でも、月曜日って大体博物館や宮殿などは閉館だったような....

残念ながら、やっぱり休館日で、内部の見学は適わず。じゃぁ、町をブラブラしてノンビリ過ごすことにしました。

メインストリートのカフェでゆっくりとお茶して....
このDavide君、サスガです。日本語ペラペラ(留学していたのだから当たり前か)。聞けば、日本語を生かせる仕事に就きたく、現在就活中とのこと。

Valerio も仕事を中断して合流してくれ、散歩をして、隣町へ。本日のランチは、「M**BUN」と言うSLOWFAST food。何でも、イタリアでもマクドナルドなどのファーストフードはそれなりに人気で、でも、食にうるさいイタリア人、地元の旨いピエモンテ牛を生かし た旨いハンバーガーを提供しようと、この店が開かれ、今では数店舗このエリアにチェーン展開している人気ハンバーガー屋です。



もともとは、Macbunと言うネーミングで、Macdnaldを文字っていたのですが、ちょっとマズい?と言うことで、M**BUNになったとか。本格的なビーフのパテが、メチャクチャ旨かった〜!

ランチの締めくくりは、やっぱりスイーツでしょ?

で、近くのROMANAへ。ココのジェラートはGROMよりも旨い。滑らかで、でもくどくなく...
直ぐ近くのPiazzaのベンチに腰かけ、至福の時間(笑)。これじゃぁ、太るよねぇ〜。

M**BUNもROMANAもトリノの中心部ではなく、郊外の小さな街にあります。サスガ、イタリア、食への拘りはただ者ではないと実感した一日でした。

2013 summer vacation その5 おまけ

フルヴィア50周年イベントを無事終え、みんな疲れているはずなのにValerioとIlariaがフェスティバルを見に行こうと誘ってくれたので、ご好意に甘えることに。 

今朝のイベントスタート地点に程近いBrgo Medioevaleで、所謂オクトーバフェストのようなもの?らしく、毎年開催されているそうです(知らなかった)。トリノっ子がごった返していました。

地ビールを飲むのが、この祭りの楽しみ方。

イタリアはワインと言うイメージが強かったのですが、ビールも旨い。イタリアのビールと言えばMORETTIですが、トリノの地ビールも旨い。ココでもベルギーと同じくアルコール度数13%ぐらいのシッカリしたビールもあり....

ブラブラと地元の祭りを楽しみました。

前ランチア・ファクトリー(トリノ市内、現小学校)

2013 summer vacation その5後半

綺麗なマルーンのクーペは、南イタリアからの参加車両。何と、トリノまで600kmほどあるそうで、勿論?自走で参加しています。

さすがに、ランチをみんなと食べてから帰ると遅くなるので、ここで帰ると言うことで、いろいろご挨拶。記念になるからと私を自分のフルヴィアの運転席に座らせて、写真を撮ってくれました(笑)。

「600kmは大変では?」と聞くと、「フルヴィアは乗り心地も良いし、苦にはならないヨ」と笑って答えてくれました。さすが、イタリア人。タフ過ぎます。

Eの方は、リアシートばかりでなく運転席にも乗ってご機嫌!

トリノ自動車博物館を楽しんだ後は、またトリノ市内を走って郊外に向かうと....

中世の屋敷が見えて来ました。前車について運転しているだけなので、何処をどう走って何処に向かっているのか良く分からなかったのですが、着いた先はトリノ郊外のPalazzina di Caccia di Stupinigiでした。

ストゥピニージ宮殿前にある中世の納屋を改造したレストランでランチが2日間のフルヴィア50周年イベントの締めくくりです。ここでも、たっぷり2時間掛けて、ワイワイ,ガヤガヤと楽しく食事。もちろん、フルコースで旨い!

でも、楽しかったイベントもランチが終われば終了。名残を惜しむように会話に花が咲き、それでも帰路へ付く時刻は容赦なく迫ってきて....

遠くからの参加者から、一組、また一組と「Grazie, e Arrivederci」と。その度に、皆と握手して、ハグして....

仲良くなったEdoの娘さん、Federicaとツーショットも撮って(彼女のイタリア語が一番理解出来ました。気を使ってゆっくり喋ってくれるし、知っている語彙が多いし。つまり私のレベルは小学生に付いて行くのがやっとなのです).....

さすがにフルヴィア100周年は無理なので、次回は60周年でしょうか?
本当に充実した2日間でした!

2013 summer vacation その5前半

いよいよフルヴィア50周年イベントも2日目。今日も早起きをして、集合場所へ。

オーガナイザーのBunino家と行動を共にしていますから、セキュリティーのベストを着て交通整理のお手伝い(本当は寒いだけです)。今日も続々と集まるフルヴィア達。

この日の集合場所は、フルヴィアのポスター撮影が行われた場所そのもの(旧トリノ自動車博物館下の噴水)。この縁の地からスタートです。

2 日間ともValerioの乗るスポルトが先頭で、Claudioは隊列半ばあたりに入って、隊列が分断してもルートを外れないようにしてありました。しか し、2日目のスタートでは、Claudioのクーペが列の後方に駐車してあったため、他のフルヴィアを誘導しなければならないClaudioに頼まれ、彼 のクーペを移動させることに。

隊列の中盤にクーペを停めると、走って戻って来たClaudioから、「Vai Vai」と
「Kの方が慣れている訳だし、今日はトリノ市内だけだから、運転してもらった方がオーガナイズしやすい」と、嬉しい申し出。と言う訳で期せずして2日目はフルヴィアのハンドルを握ることに(感謝です)。

本当にBunino家のフルヴィアは素晴らしく手入れが行き届いており、調子が良い(トリノのフルヴィアスペシャルショップでメンテされているとか)。ノーマルのフルヴィアはこんなに乗り易いんだと実感し(うちのFSZはまだまだだと実感し)....

普段ならZTL区域で走れない王宮前などもドライブして(こんな経験は一生に一度)、

向かったのはトリノ自動車博物館。1年ぶりに訪れても、一部の展示が変わっていて、今回も楽しめました。さらに....

アペリティフ付き! 博物館のバーを借り切って、皆でワイワイとツマミをつまんで、もちろん飲んで....

お巡りさんもこの通り。なので、グラス一杯のワインはやっぱり水のようです(笑)。アルコールデヒドロゲナーゼの少ない日本人には真似出来ませんね。

続く.....

2013 summer vacation その4夜

1日目終了間際にAndreaから、「夜はどうするの? みんなでピザ食べに行くよ」とお誘いが。

さすがに疲れていたので遠慮すると、「夜にはASIのコンクールデレガンスが有るゾ」と。

フルヴィア50周年イベントだけでもお腹いっぱいなのに、悪魔の囁きに負けて?コレッニョから地下鉄に乗って夜のトリノ市街にブラブラと。

 San Carlo広場に向かうと、ステージが作られていて、どうやらココでコンクールデレガンスが行われるらしいことは分かりました。が、どうすれば?

係員に、「投票してね」と出場車両リストと投票用紙、ペンが渡され、誰でも審査側には参加出来るようです。雰囲気を味わっていると、やがて後方から排気音が聞こえて来た。

柵はあるのですが、アクセスフリー(笑)。

1930 Dilambda Torpedo

1962 Flaminia 3C Super Sport

1963 Flaminia 3C 2.8 Convertibile

 初めて見たランチア1962 Flanimia 3C 2.8 "Marica"。

フルヴィア50周年イベントだけでもお腹いっぱいなのに、こんなレアな動くランチアも見れるなんて....

2013 summer vacation その4後半

スペルガ見学を終えた一行が次に向かったのは、ランチ会場。小さなレストランですが、さすがイタリア人のオーガナイズするイベント。料理は絶品。前 菜、リゾット、生パスタ、メイン、デザートとたっぷり2時間近く掛けて、ワイワイガヤガヤと。勿論?各テーブルでワインが普通に空いて....

ここでも、みんながイタリア語や英語で気楽に話しかけてくれ....

食後には、こんなワイディングを下りつつ、トリノ市街地へ。向かうは、ミラフィオーリオ・モーターヴィレッジ。しかし、この台数がトリノ市街へなだれ込めば、渋滞するのは目に見えています(笑)。

市内に入ると、何処とも無く白バイが現れて、交差点を封鎖!
因 にオーガナイザーからの依頼でありません。勝手?に警察が我々のツーリングに協力しているようで。まぁ、50台ほどのフルヴィアがミラフィオーリオに集合 することは、色々な媒体で告知されており、見学者も集まって来てかなりの人出。警察もだまって見ている訳にはいかなかったと言うところでしょうか。

赤信号でも白バイとウィング軍団に並走されて通過。スゴい待遇です。

ミ ラフィオーリオに着いた一行を迎えてくれたのは、ランチアコレクションから持って来た、新車のフルヴィア・クーペ、ムナーリがモンテカルロで優勝した HF、そして2003年のモーターショーに登場したフルヴィア・クーペ。フィアット/ランチア社のバックアップがあってのこと。さすがはお膝元です。

さらに、当時(50年前)、フルヴィアの開発などに携わったエンジニアの方々も登場して、様々な質問に答えてくれ....(イタリア語がもっと分かれば....)

この日最後のセレモニーは、フルヴィア50周年を祝って、イタリア陸軍のファンファーレ部隊、ベルサエリェーリの皆さんの演奏。その終演に、突然Valerioが名前を呼ぶので出て行くと....

日本からの参加に敬意を表して、隊長から記念テナントとキス!
粋なサプライズにEも私もビックリ。

一日目のイベントはこれで終了。明日は一体どんなサプライズが待ち構えているやら....
楽しみです。


2013 summer vacation その4前半

いよいよ、メインイベント!
Forum Amici Lancia Fulviaで企画された50 anni della Lancia Fulviaに参加。

そ もそもこのフォーラムはフルヴィアオーナーのValerioが自分達の様な20〜30代がフルヴィアを維持して楽しんでいくための情報交換の場としてネッ トに立ち上げられ、完全有志で運営されているものです。今回のイベントも、Valerioを中心にBunino一家とその友人達で企画運営されたものでし た。

「朝7時には出発するから」と昨晩教えられ、時間通りに庭に降りると、既に準備が整うところでした。

Valerio は父親のFSZ 1.6で、ClaudioはValerioのFulvia Coupe 3で参加。MicheleとTizianaはサポートカーで裏方に徹するようで。K&EはClaudioが運転するFulvia Coupe 3に便乗しての参加です。

Claudioは今回初めてフルヴィアを運転するとか。若者らしく元気に(元気すぎるぐらい)運転し、フルヴィアが壊れないか、心配になるくらい(笑)。

第一日目の集合場所は、トリノ郊外の元ランチア・ファクトリー。フラビアからデルタまでが作られていた、フルヴィア50周年に相応しいこの場所も、現在は他社のもの。ランチアの面影はありません。

工場の守衛さんからテーブルと椅子を借りて、受付ブースができあがり。我々は同乗扱いで参加費150ユーロを支払って受付完了(この金額で、2日間のランチ(もちろんフルコース)、スペルガ・ガイドツアー、トリノ自動車博物館入館料全て込み)。

時間にルーズと思われがちなイタリア人もイベントには時間厳守で集合。1台また1台と集まり....

参加台数は43台(参加台数は多い方からクーペ、ベルリナ、スポルトの順)、約100人のフルヴィスタ達がトリノのみならず、近郊、遠くはモナコや南イタリアから集まりました。

そ して、今回のイベントを陰で支えたホンダ・ウィング軍団。彼らが先回りして交差点をブロックし交通整理をしてくれたため、約50台のツーリングは事故無 く、しかもスケジュール通りに行えたのです。因に、いくらイタリアとは言え、勝手に交差点をブロックするのは「違法」らしいのですが、周りの一般車もこれ だけのフルヴィア軍団が走り回ると、大人しく諦めてくれるようで....

楽しいワインディングを走り、町を越え、丘を越えてSupergaへ。
18世紀に時のサボイア公がトリノの戦いでフランスに勝利したことを記念して、フィリッポ・ユバッラの設計によりトリノを見下ろすスペルガの丘に建てられた教会地下にはサボイア家のお墓があり、代々埋葬されています。


北京ーパリラリー参加フルヴィア・クーペとそのオーナー&作製者
今回の参加車両の中で、異彩を放っていたのはこのフルヴィア・クーペ。一から車両を作り直し、北京ーパリラリーな んだかんだで約13000kmを無事走りきった、車両そのもの。作製はジェノバのRosso Corsa。オーナーはフルヴィアだけで7台(HF、ファナローネ、ベルリナ、ラリー、モンテカルロ)も持っている生粋のフルヴィスタ。この車両の事や、 ラリーのことなど、楽しく聞かせてくれました。

本来、この場所には入れませんが、今回は特別です。このあたりのオーガナイズも大したモノ。

一同集合して、祭司さんから2日間の安全とイベントの成功を祈願してもらって....

続く