Saturday 19 January 2008

東南アジア寺院巡り#4

最終日はタイのアユタヤ遺跡を中心に寺院遺跡を巡ります。タイも基本的に仏教徒の国で、なんでもバンコクだけでも数万のお寺が有るとか。そのお寺の多くは、金ピカなんですよね。でも、巡るのは遺跡がメイン。

朝のバンコク市内、ホテル11階の部屋の窓から

本日のガイドさんは、ポーさんと言うタイ北部出身の女性。彼女も異常?に明るい性格。迎えのクルマは何故かインターナショナルスクールの1boxカー。これが後々ハプニングに。

ホテルをチェックアウトして早速アユタヤへ出発。バンコクからはクルマで1時間程度の道のり。
バンコク市内から高速道路に乗ったクルマは、料金所でお巡りさんに停められました。タイ語で何やら....
運転手さんはお金を持って外へ。クルマの後ろでお巡りさんと何やら相談?
ガイドさん曰く、「許可証の期限が切れているから停められたみたい。でも大丈夫。運転手さんがお金を渡したから」。それって、賄賂?
戻ってきた運転手さん、苦笑いしながら運転再開(以後は確かに何も問題が無かった)。

まずはバンパイン宮殿。



中には中国の援助?で建てられた宮殿もあり、正に中国かと思うような建物でした。広大な庭にはこんな一コマも。象はタイでは大切な動物なのです。また小さな青い実をつけたマンゴーの木が庭木として植わっていました(時期が時期なら旨そう〜)。

次はアユタヤに移動しつつ、とあるホテルでバイキングランチ。アユタヤにクルマを進めつつ田園風景の中を走っていると、突如大渋滞。「バンコクの田舎でも渋滞?」と聞けば、運転手もガイドさんも???
でも、お昼の時間は決まっているので、そこはソコ、バンコク走りで切り抜けます。それは、車線無視の追い越し&追い抜き。乗っているK&Eはハラハラ・ドキドキ。でも、当の運転手は至って平然。確かにそんな運転のクルマも多いのですが....

聞けば、基本的にみんなのんびり運転していて、急いでいるヒトはしょうがないと、追い越されて割り込まれても入れてくれるとか。確かにぶつかりそうでもぶつからず、追い越しして合流して行きます。

ところで、その渋滞の原因は何だったかと言うと、事故では無く「お寺参り」でした。大晦日の日にお寺に参る風習は、タイも日本も同じなようです。ただし、時間帯は違いますが。村のお寺には、多くの家族連れがこの日にこぞって参拝へ。

そして、その途中で見かけたのが下記の風景。自分の厄を流すために小魚を買って川に離し、「良いことをする」とのこと(でも、その離された魚はまた捕まえられて売られるそうですが)。

袋入りの小魚を売る出店

そうこうしながら、目的のランチ会場へ。タイ・グリーンカレーと春巻き、ラーメンなどを食べてみる。周りは外国人ばかり。12月31日に営業しているレストランがココぐらいしか無いのでしょうか。よって味付けは外国人向け。ってことで、イマイチ?

お腹もふくれたので、気を取り直して午後の部スタート。まずは追加でお願いしたワット・プラ・マハタート。ココは菩提樹に飲み込まれた仏さまの顔が拝めることで有名なお寺です。

記念撮影自体は咎められませんが、仏様を敬う気持ちを表すために、必ずしゃがんで写真を撮るそうです。

タイとビルマは何度も戦争をしたそうです。タイの仏像の頭の中には金が隠されていたらしく、戦争で負けると侵略者達は仏像の首を落として金を持ち帰っていたそうです。落ちた頭が菩提樹の根によって持ち上がってこの状態になったそうです。

首を切られた仏像

ワット・プラ・マハタートからワット・プラ・シー・サンペットを望む


ついでワット・ヤイ・チャイ・モンコンに移動。涅槃仏です。当然、頭は北、北枕です。


タイの人は、お線香と金箔を購入して、お参りをして、金箔を仏さまに貼付けて行くそうです。我々は、少し遠くからお参りだけしておきました。


遺跡の周りには、当然?出店も出ていて、何やら美味しそうな匂いを出しています。でも、私たちにはちょっと手が出ません。たぶん、食べたら、何時間後かにはトイレに駆け込むことでしょう。

たこ焼きを大きくしたような(タコは入っていなさそう)ものを売る出店

次に訪れたのは??寺院。こちらのお寺も大晦日の参拝客でごった返していました。お寺に入るには、日本のように靴を脱いで本堂に上がります。靴は普通に靴箱へ(盗られません)。

本堂に入って正面に見えるのは黄金に輝く仏様。大仏様ですが、頭が尖っているところが日本とは異なります。


大仏様の横にある仏様のお顔。金箔を貼って祈願するそうです。

寺院、遺跡巡りの締めくくり?、じゃなくてタイ旅行の締めくくり?は、もちろん、象に乗ることです。まぁ、観光客しか乗らないのですが....
ハイ、日本人が多かったです。でも、こう言う経験は、そう滅多に出来るもんじゃないですからね。恥を捨てて....

青く塗られた子象はランチアのランニングエレファントを思い出す
何故か一番決めのポーズを取る象使いの子供

これも、象使いの子供達には大事な収入源。チップもお忘れなく〜。

まだ陽は高いのですが、そろそろ、バンコク市内へ戻る時間です(ツアーだから色々予定が)。その帰路、アユタヤ市街でガイドのポーさんがとある店の前でクルマを停めました。
「ちょっと待ってて!」と何やら買い求めに。

ビニール袋に入ったカラフルなモノが売っているモノ

何だか良く分からず、Eが写真撮影。ドライバーさんに聞くと、「お菓子」だとのこと。ふ〜ん。

クレープのように鉄板の上で生地を薄く伸ばして焼いて行きます。でも、何なんだろう?

クルマに戻ったポーさん、「今、作ってあげますから」と何やら始めました。
クレープのようなものに、ビニール袋に入った麻縄を解いたようなカラフルな繊維状のものをのせて、クルクルと巻き上げて、「ハイ、どうぞ」と

早速、かぶりついてみると、甘い。
生地はトウモロコシの粉を練ったもので、程よい弾力がありますが、味は淡白。中身の繊維状のものは、実は飴だったのです。だから甘いハズですね。

このおやつ、ポーさんの奢り。折角タイに遊びに来てくれたので、タイのお菓子をと言う粋な計らい。でも、あとできました。フライト待ちの空港で、しっかりトイレに....(晩飯のせいかも知れませんが)

バンコクに戻って、フライトまでは十分に時間があるので夕食前にタイ式マッサージを。1.5時間の夢心地。一日中炎天下で歩き回った疲れをほぐして、日本へ帰国。

なかなか充実した旅でした。

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